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普通乗車券−1

鉄道開業時、乗車券は上等白・中等青・下等淡赤色で、
行き先は漢字の右横書きであった。



明治21年11月漢字がひらかなに改められ長く続いたが、
大正5年漢字の右横書きになり大正9年2月漢字左横書きに改正された。

同時に裏面にあった英文は廃止され、日付印の順序が日・月・年から年月日に改められた。

 

等級は規程に定められた上・中・下でなく、第一等・第二等・第三等と表示され、
明治20年頃上・中・下を使用、明治30年頃一等・二等・三等とし
1・2・3等になったのは昭和7年8月1日からである。

昭和35年7月、二等級制になり従来の2等は1等で淡黄緑色の乗車券、
3等が2等となり淡紫青色に変わった。

昭和44年5月等級制を廃止し、50キロ未満の近距離用と
特定電車区間の乗車券が淡赤色で、他は淡紫青色に改正された。

これまでに券面が変化した主なものは、等級と日付、券番が裏面へ、
小児断線の新設、通用期間の表示、キロ程表示と廃止、00より00までが00から00ゆき等である。

地紋は乗車券の不正使用を防止するため、明治35年から国鉄組織が変わるたびに新地紋を使用している。
(明治末期鉄道院、大正9年鉄道省、昭和20年運輸省、昭和24年日本国有鉄道)

  

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