2、特質のあるお召列車と関係記録

D夜行のお召列車

 昭和22年11月26日から12月11日まで中国・山陰地方 ( 鳥取・島根・山口・広島・岡山 ) を御巡幸になったが、12月11日大阪19時10分発東京6時57分着の夜行お召列車で還幸になられた。これは最初から夜行のお召列車を計画したものである。この時のお召列車では、11月27日鳥取駅で陛下をお見送りせんとする市民と乗降客が、感激のあまりホ−ムに殺到し跨線橋に多数上ったため転落、死亡1名 (18歳学生 ) 重傷3名・負傷者31名がでた。

 このような事故は、昭和9年1月8日京都駅で軍人輸送臨時列車を見送る多数の人が、跨線橋より乗降場へ折り重なって転落、77名圧死113名の重軽傷者をだした事故がある。今上天皇が皇太子であられた昭和35年8月5日、広島原爆15周年慰霊式御臨場のため7列車で東京・広島間行啓、8日広島・東京間8列車で還啓になり夜行列車にご乗車になったこともある。

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