急行券−2 |
昭和19年4月決戦非常措置要綱により急行列車の削減があった。
残存列車は、 東京・鹿児島1往復、東京・下関2往復、 東京・門司1往復、
東京・大阪2往復、上野・青森1往復、函館・稚内1往復の8往復になった。
戦災が激しい昭和20年3月20日には、
東京・下関間1往復のほかすべての急行列車が廃止された。
昭和20年11月から22年8月まで5回の時刻改正で
列車復活と輸送力増強を検討したが、
石炭不足のため22年1月から4月まで急行列車全部廃止の憂き目を見た。
昭和22年7月急行券表示の下に600キロまで黒横線2本、
1200キロまで3本、それ以上4本が入ることになり、
昭和26年の列車種別による赤斜線2本実施まで続いた。
急行券の列車指定制は昭和24年9月廃止になり、普通急行券に戻った。
券面の変更は特急券と同じである。