準急行券−1 |
準急行列車は大正15年8月東京・名古屋間と名古屋・大阪間で運転していたが、
料金制度がないので準急行券はなかった。
昭和21年11月の時刻改正で石炭事情悪化のため
旅客列車を16%削減した際、準急行列車が誕生した。
当初は均一制で、1等30円、2等15円、3等5円であった。
準急行券制度の変更は特急券などと同じだが、 準急に愛称名がつくほど好評で、
昭和25年の設定本数50本が36年には506本、39年には690本に増大した。
昭和41年3月国鉄運賃法の改正で、
準急行列車670本が急行列車に格上げされ残ったのは50本になった。
それも昭和43年10月時刻改正で廃止された。