トップへ / 戻る / 次へ

特急券−1

特急券は特別急行列車が初めて運転した明治45年6月に誕生した。

券面には400マイルまで白抜き斜線1本、それ以上は2本入っていたが
大正になって赤影文字の「特急」が表示され白抜き斜線は消えた。

大正9年2月改正で三地帯制になり、 その後250マイルまで1本
500マイルまで2本、それ以上3本の赤斜線が入るようになった。

  

特急の列車名を一般公募で募り、
昭和4年9月最初に運転した特急を「富士」次を「桜」と命名した。
昭和7年8月特別急行列車券が「特別急行券」になり
富士、桜、つばめのヘッドマ−クごむ印を券面に押して発売するようになった。


昭和16年12月8日、日本はアメリカ・イギリスに宣戦布告し大東亜戦争に突入した。



昭和17年1月二地帯制になって400キロまで赤斜線1本、
400キロ以上2本入ることになった。

昭和17年11月戦時体制に入り、特急・急行の削減が行われ
残ったのは富士、つばめ、かもめ(鴎)の3本になった。

昭和18年2月戦時ダイヤに移行し、 7月1日特急列車は廃止され、
昭和29年9月特急「へいわ」まで運転されなかった。

特急券の赤斜線は、24年の「へいわ」(25年元日からつばめと改称)
25年の「はと」26年の「さくら」には入っていなかった。

  

昭和26年11月列車種別により特急は赤斜線3本,急行2本
準急行1本が入ることになった。

   

トップへ / 戻る / 次へ