2、特質のあるお召列車と関係記録

C上野・高崎間開通式のお召列車

 明治17年6月25日、日本鉄道会社奥州線上野・高崎間開通式に御臨場のため天皇陛下は6時30分御出門、7時35分上野駅に御到着、7時50分吉井社長の奉上で御料車に御乗車になった。お召列車は8時に発車し12時高崎に到着した。直ちに開業式を行い勅語を賜り、高崎15時発上野に19時御到着還幸になった。

 この時の列車は、1両目に楽隊24名が乗車し2両目は会社役員24名、3両目奉任官15名5・6両目は皇族、大臣、参議、各国公使41名、7両目御料車、8・9両目供奉勅任官、各国公使47名、10両目勅任官25名、11両目千株以上株主、12両目新聞記者及び招待客22名、13両目車掌車の編成だった。

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